便秘の原因
女性の便秘は月経前症候群(PMS)が原因!? 原因と対処法
月経前症候群は、『PMS(プレメンストリュアル・シンドローム)』
とも呼ばれ、月経前の一時的な心身の不調を指します。
月経前症候群(PMS)には、
黄体ホルモンが関係していると考えられていて、
憂鬱、無気力、怒りやすい、不眠などの精神的症状と、
下腹痛、頭痛、腰痛、関節痛、にきび、
そして便秘や下痢などの身体的症状があります。
黄体ホルモンには腸から水分を奪ってしまう作用があるので、
腸内の便が固くなって便秘になると考えられています。
月経前症候群(PMS)が原因の便秘は、
一過性の便秘なので、月経が始まって2日程度で解消されますが、
プルーンやヨーグルト、オリゴ糖などを食べると、
自然なお通じを得られることがあります。
ヨーグルトやオリゴ糖は腸内環境を改善してくれますし、
プルーンには腸を緩くして、便を排出する働きがあります。
ただし、食べ過ぎると逆に下痢になりますので気をつけてください。
月経前症候群(PMS)が原因の便秘の解消には、
便秘薬を使ってもよいでしょう。
慢性便秘の場合、便秘薬に頼ることは危険なのですが、
月経前症候群(PMS)が原因の場合は
一過性の便秘のため、苦しくなる前に、
便秘薬を使えば、楽になります。
ただし、刺激の高い下剤ではなく
腸に優しい便秘薬を服用するようにしましょう。
便秘は病気のサイン!? 便秘を伴う主な病気
病気が原因で便秘になっていることもあります。
下記に便秘に関係する主な病気をご紹介します。
●大腸ポリープ
大腸内にイボ状のポリープができます。
ポリープ自体は良性腫瘍ですが、ポリープが便の通りを
妨げるため、便秘になりやすくなります。
自覚症状はほとんどありませんが、ポリープが大きくなると、
血便が出ることがあります。
●大腸がん
大腸ポリープ同様、がん細胞が便の通りを妨げます。
早期では自覚症状はほとんどありませんが、
便が細くなったり、血便が出たりすることがあります。
●大腸憩室症
大腸粘膜の一部が陥没して、くぼみ(憩室)ができる病気です。
無症状の場合も多いのですが便通異常として、便秘のほか、
下痢、軟便などの症状を起こすことがあります。
進行すると、穴が開いて腹膜炎などの原因になります。
●腸閉塞
何らかの腸の異常が原因となって腸の一部が狭くなり、
腸の内容物が詰まってしまう状態です。
食べ物が流れないため、激しい腹痛や嘔吐を伴います。
腹部膨満感が強く、ひどい場合にはショック状態になることがあります。
●過敏性腸症候群
大腸や小腸に原因となる異常が見つからないのに、
便通異常と腹部症状が続く病気です。
定期的に便秘と下痢を繰り返し、排便の直前には腹痛を伴います。
ストレスが主な原因と考えられています。
●痔
便秘は痔の原因でもありますが、痔になると排便時に
痛みを伴うため、排便を我慢するようになり、
便秘の原因ともなるという悪循環に陥ります。
●うつ病
うつ病になると自律神経が正常に機能しないため、
内臓の働きが悪くなり、便秘になることがあります。
また、抗うつ剤の副作用として、便秘になることもあります。
欧米型の食事が便秘の原因! 日本人の体質が便秘を招く
和食から欧米型の食事に変化してから、
便秘に悩む日本人が増えたといわれています。
欧米型の食事の特徴は、肉食中心と、
野菜不足ということです。
肉は、野菜に比べて消化に時間がかかります。
日本人は、古来より穀類や野菜中心の食事を
してきたので、欧米人より腸が長いのですが、
その分、肉が腸内にとどまる時間が長くなり、
便秘になる可能性が高くなります。
また、肉は腐敗しやすいため、腸内で有害な
ガスを発生させ、腸内細菌のバランスをくずす
ことも、便秘の原因につながります。
さらに、意外に思われるかもしれませんが、
サラダなど生野菜を食べる習慣も、
便秘の一因になるのです。
サラダを食べるといかにも野菜を食べたような気が
しますが、例えばレタス1個をゆでるとかさが減り、
ずいぶん少なくなってしまいますが、
生なら1コを食べることはとてもできません。
一度、一食分のサラダをゆでてみると、
かさが減って驚かれると思います。
サラダでは、思ったほど野菜は摂れていないのです。
もちろん欧米型の食事が、すべて悪いわけでは
ありませんが、日本人と欧米人の体質が異なるため、
日本人にはより負担のかかる食事といえるかもしれません。
例えば、お米を玄米にしてみるとか、
サラダを温野菜や、流行の蒸し野菜にするなどして、
意識的に食物繊維を摂るようにすると、
かなり便秘が改善されるはずです。
また、和食は古くから私たち日本人が食べているだけあり、
日本人の体質にあった食事です。
欧米型の食事と和食を組み合わせて、
バランスの良い食生活にしてみては
いかがでしょうか。
女性に便秘が多い5つの理由
便秘に悩んでいる人は一般的に男性より
女性の方が多く、また、年齢を重ねるに
したがって増加します。
厚生労働省の調査でも、男性の約2.4倍もの
女性が、便秘で悩んでいるとされています。
女性に便秘が多いのは、下記のような
理由によります。
●身体的要因と筋力の弱さ
女性は男性に比べ、もともと骨盤が広いという
身体の構造をしています。
これは、妊娠・出産に必要なつくりになっているのですが、
反面、腸が骨盤に落ち込みやすくなり、
腸が曲がりくねった状態になりやすいつくりでもあります。
小腸で消化された食物は、大腸を通過するうちに
水分が吸収されて便になりますが、
大腸が曲がりくねっていたり、たるんだりしていると、
それだけ大腸を通過するのに時間がかかり、
どんどん水分が吸収されて、便が硬くなってしまいます。
便がかたくなると大腸を通過しにくくなり、
ますます水分が吸収されてしまう、という
悪循環に陥ってしまいます。
また、女性は男性よりも一般的に筋力が弱いですが、
腹筋や横隔膜の筋力が弱いと、排便時の腹圧(いきみ)が弱く
便を排出する力が弱くなることも、女性に便秘が多い
理由の一つです。
●ホルモンの影響
女性には月に1回、排卵と月経があります。
女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンが
関係しているのですが、このうち黄体ホルモンには
大腸の蠕動(ぜんどう)運動を抑える作用があるのです。
蠕動(ぜんどう)運動とは、腸が食べ物を移動させるために
まるでミミズのように収縮したりする運動のことです。
この蠕動運動が鈍ると、腸内を食べ物が通過しにくくなり、
便がかたくなってしまい、便秘になりやすくなります。
黄体ホルモンは生理の約2週間前から分泌されますが、
その関係で、生理前に便が出にくいと感じる女性が
多いといえます。
●トイレをついガマンしてしまう
仕事中や学校の休み時間など、
『長時間トイレに入っていると、"大きい方"だと思われてしまう』
などの理由で、女性はつい便意をガマンしてしまいがちです。
便意があっても我慢してしまうと、次第に身体が慣れてしまい、
便意を感じにくくなり、慢性的な便秘の原因になることがあります。
●ダイエットによる便秘
体型を気にするあまり、ダイエットをする女性は多いですが、
食事制限をするタイプのダイエットの場合、
身体に入る食べ物の総量が少なくなるため、
便の量も少なくなってしまい、腸の働きが弱くなり、
便秘につながることがあります。
●更年期障害による便秘
更年期は、女性ホルモンが低下したり、
体が閉経に向けて大きく変化する過程で、
自律神経が不安定になる事があります。
自律神経は腸管の運動を支配しているため、
この働きが不安定になると、便秘や下痢を
交互にくり返したりすることがあります。

このように、女性には男性より便秘になる要因が
多くありますが、実際には便秘知らずの女性もいます。
日ごろの生活習慣や、食生活などを工夫することにより、
気持ちの良いお通じを取り戻すことも十分可能です。
小学生の便秘|意外な原因
小学生の便秘が増えてきているといわれています。
子どもの便秘も大人と同様、生活習慣が大きな原因です。
親が子供の生活を管理する事で改善することができますので
お手伝いをしてあげてください。
子どもの主な原因は、偏食です。
偏食で野菜などをあまり食べないと、
食物繊維が不足し、便秘になってしまいます。
また、スナック菓子やジャンクフードなども、
便秘の原因となります。
基本は3食しっかり食事を摂り、バランスの良い食事を
心掛けましょう。

また、ストレスで便秘になることも多いです。
特に小学生になったばかりなど、生活環境の変化による
ストレスや緊張から、便秘になることもあります。
学校では時間割が決められているので、決まった時間にしか
トイレに行けないため、トイレに行くタイミングを逃して
便意がなくなってしまったりします。
また、小学生、特に男子は便をするとすぐに分かるので
恥ずかしいという感情から、我慢してしまうこともあります。
それが積み重なって、便秘になってしまうこともあります。
できれば、ご家庭で朝の排便習慣をつけてあげることで、
学校でトイレに行く必要が少なくなるため、
問題を軽減することが出来ます。
最近の子供は室内でゲームばかりをして運動不足のため、
腹筋が弱くなり、上手に力むことがヘタで、
便秘になるケースもあります。
この場合は、適度な運動を心掛けましょう。
便秘の原因として水分不足も考えられます。
子どもはよく動くので、汗をかきやすいです。
また、大人と比べて、体重あたりの表面積が広いため、
大人より脱水状態になりやすいです。
水分が不足すると便がかたくなり、便秘になるケースもあります。
こまめに水分を取るようにし、子ども自身にも
水分補給を自覚させるようにしましょう。
便秘になってしまったからといって、
すぐに便秘薬などの薬に頼らず
生活改善で便秘を解消することを心がけましょう。
自律神経の乱れが便秘を引き起こす【世界一受けたい授業】
先日の「世界一受けたい授業」で、
便秘について放送していましたね。
講師は自律神経のスペシャリスト、小林弘幸先生。
交感神経と副交感神経からなる
自律神経から見た便秘について語っておられました。
おさらいですが、自律神経は、正反対のはたらきをする
交感神経と副交感神経、2つの神経 から成り立っています。
交感神経は、主に活動している時、ストレスや
緊張している時に働きます。
副交感神経は、休息・体の修復をしている時、
リラックスしている時にはたらきます。
どちらも体にとって大切な働きをしていますが、
2つのバランスが崩れてしまうと、身体に
いろいろな不調が出てしまいます。
秋から冬にかけては、副交感神経が低くなってきます。
副交感神経が低下すると、便秘を引き起こしてしまうそうです。
これは腸の働きが悪くなるためで、
大腸内に便がたまると腸内環境が悪くなり、
悪玉菌が増え、口臭も引き起こしてしまいます。
小林弘幸先生は、診察室に入ってきた患者さんが
便秘しているかどうかまで分かってしまうとか!
副交感神経が低下すると、便秘だけでなく、
肩こりや手足のむくみ、脳梗塞の原因にも
なっているとか!
そんな重大な病気を引き起こすとは、驚きです。
"脈圧"を計ることで、わずか3分間で自律神経の
バランスとパワーを計ることができるそうで、
全国各地のクリニックで測定できるそうです。
《副交感神経の働きを上げる方法》
1.睡眠は6~8時間取る
徹夜明けがハイなのは、副交感神経の働きが
下がり、交感神経だけ上がっているからだそうです。
2.水をコップ1杯、起きがけに飲む
胃に水が入ることにより大腸を刺激し、
副交感神経が活性化されます。
3.深呼吸をする
番組では、深呼吸をするだけで副交感神経の
働きが上がり、血流が良くなる様子を放送していました。
そのほか、笑うことも良いそうです。
どれも簡単に出来ることばかりですよね。
もしかしたら、あなたのガンコな便秘は、
自律神経のバランスが悪いためかもしれません。
その便秘、ダイエットが原因かも!?
女性に意外と多い便秘の原因が、"ダイエット"です。
便秘は毎日の食生活と密接にかかわっているため、
偏った食事をしていると、便秘になりやすくなります。
また、ダイエットで食事量を減らすと、
"食べ物のカス"の絶対量が減ったり、
食物繊維が少なくなったりするのも、
大きな原因の一つです。
ダイエットで綺麗になろうとしても、
便秘になってしまっては、肌は荒れるし、
お腹はポッコリ出てしまうし、
美容にはかえって悪影響になってしまいます。
かといって、下剤で強制的に便を出そうという
乱暴な方法は決して取らないでください。
便を出せば痩せると考える人もいますが、
腸内の便が出ただけであって、
痩せることには結び付きません。
下剤を使って無理やり便を出すことにより、
腸内の善玉菌まで排出してしまい、
腸内環境を乱すことにもなりかねません。
腸内環境が乱れると、体に不調が出たり、
腸の消化機能が低下したりと、良いことは
何一つありません。
健康的に痩せるには、必要な栄養素をしっかり摂り、
健康的な排便を行うことが大切です。
そのため、カロリーを抑えつつ、便の量は
減らさない食事を心がけましょう。
それには、食物繊維がポイントです。
食物繊維は、便のカサを増してくれます。
野菜類、キノコ類、海草類などを多く食べ、
デザートにはフルーツを摂るようにしましょう。
脂分の多い肉類や、スナック菓子などは、
腸でも消化されにくいため、量を食べると
便秘の原因となってしまいます。
また、当然ですがカロリーも多いため、
ダイエットには不向きな食材ですよね。
さらに、ダイエット中の人に多いのが、
食事を抜くこと。
これはよくありません。
特に朝食を抜くのは、決してしないでください。
朝は腸の動きが活発で、便意が起きやすい時間帯です。
朝食を食べると内臓を刺激し、便意が
起きやすくなります。
ダイエットのためには、朝食を抜くより、
ちゃんと朝食を食べ、しっかりと便を出す方が、
健康的に痩せることができます。
朝食後に排便するというサイクルが確立すれば、
便秘になりにくい生活習慣ですし、
ダイエットにも役立ちますよね(^-^)
また、「オリゴ糖」や「酵素液」を取り入れるという
方法もあります。
オリゴ糖は、砂糖に比べてカロリーが低く、
腸内の善玉菌の餌になるため腸内環境を整えてくれます。
酵素液は最近注目を集めている素材で、体内にたまった
老廃物を排出するデトックス効果があり、
さらに内臓の機能を高め、腸内環境を改善する
働きがあるとされています。
便秘の種類|自分の便秘の種類を把握し、適切な対処を!
慢性型の便秘は、常習性便秘と
症候性(しょうこうせい)便秘の2種類に分けられます。
「症候性」とは、病気によって表れる、様々な
肉体的・精神的な異常のことで、要は
病気による便秘のことです。
一方、常習性便秘は、多くの人が悩まされている便秘です。
常習性便秘は、主に生活習慣の乱れが原因で
起こる便秘で、次の3種類のタイプに分けられ、
それぞれのタイプで原因が異なります。
《直腸性便秘》
直腸まで便が運ばれてきていますが、
脳に『ウンチがあります』という情報が
伝わりにくくなっている便秘です。
便意をガマンすることなどにより、
直腸性便秘になります。
《けいれん性便秘》
ストレスにより起こる便秘です。
常に腸が緊張している状態で、便秘と下痢を
繰り返すのが特徴です。
強い腹痛を感じるのに、便の量は少なく、
便が鹿の糞のようにコロコロして小さいのが特徴です。
《弛緩性(しかんせい)便秘》
便意があるのにお腹が張って苦しく、
便をなかなか出せない便秘です。
高齢者や痩せ型の女性、運動不足の人に多く、
腹筋が弱く、踏ん張れないことが原因です。
筋力をつければ、解消します。
朝食抜きが便秘の原因!? 朝食を抜くことによる、これだけの悪影響
朝食を抜くことが便秘の原因になる、と聞いて、
驚きますか?
忙しい現代社会では、朝食を抜く人が多くいます。
なかには、小学生や保育園児でも
朝食を食べていない家庭もあるほどです。
しかし、朝食を抜くことは、便秘の大きな
原因になるのです!
最近では幼児や小学生でさえ便秘に悩んでいることと、
朝食を抜くことは、大きな関係があるのです。
便秘の解消法のオーソドックスな方法として、
『朝起きたら冷たい水を1杯飲む』
という方法を聞いたことがある方も多いでしょう。
冷たい水を飲んで、身体に刺激を与え、
お目覚めモードにすることで、眠っていた大腸などの
内臓も目を覚まし、便を排出する動きをしてくれます。
朝食を摂ると消化しなくてはなりませんから、
内臓は完璧に動き始めます。
また、基本的に午前中の身体は
排出モードになっていますので、
身体が目覚めれば、便を排出する働きが
動き出すのです。
しかし、朝食を摂りさえすればいい、というわけでも
ありません。
出勤、登校前の朝のあわただしいひと時、
メイクや髭剃りなどの身だしなみを整えることを優先して、
便意を催しても、『時間のあるときに!』と
我慢することはありませんか?
便意をガマンしてトイレに行かないことも、
便秘の大きな原因のひとつです。
誰でも一度は経験があると思いますが、
便意というのは、ガマンしていると、
トイレに行きたい気持ちがなくなりますよね。
これは、刺激に腸が鈍感になるからです。
これを毎日続けていると...
本当は便意を感じているにもかかわらず、
腸は刺激に鈍感になって、意識は便意を
感じなくなってしまうのです。
お腹の中にたまった便は、腸に水分が吸収されて
硬くなってしまいます。
そうすると出すのが困難になり、痔の原因にも
なりかねません。
悪玉菌も腸内で増殖しますし、
お肌も荒れて、いいことは1つもありません!

